世界の銘器と称されるBECHSTEIN。その構造から音色の秘密を探り、音作り、タッチやニュアンスの違いによる響きのコントロール を、講師を迎えて解説します。

日時   2001年7月20日(金) 14:00〜
     
会場   ユーロピアノ東京ショールーム
東京都世田谷区北烏山
     
参加費   無料(定員30名)
     
講師  

ルイ・レーリンク(ピアニスト)

1969年オランダ、アムステルダム出身。18歳でオーケストラと初共演。95年にはスヴェーリンク音楽院を卒業。アムステルダムを中心にオランダ国内、ドイツ、スイスでソロ、アンサンブル活動。アムステル市立教会専属ピアニストを経て、96年、演奏やピアノ指導のため日本移住。以来、日本各地で様々なスタイルの講演を行っている。

     
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ピアニストは、自分のピアノで演奏会に臨むことができない、という現実にどう対処するか?

F1レーサーがマシンのことを知らずにレースに出場することがないように、ステージに立つピアニストはテクニックを磨くだけでなく、 ピアノという楽器の内部を知り、その特徴を把握して目の前のピアノに向き合わなくてはなりません。
では、私たちはピアノについてどれだけのことを知っているのでしょうか。ピアニストで作曲家でもあったリストは、より優れた演奏と作品とを目標とし、そのために常に能力の高いピアノを必要としていました。リストをはじめとする作曲家やピアニストとの交流から何度も改良され、時代の音楽とともに進化してきたのが現在のベヒシュタインです。

ベヒシュタインは、1853年の創業以来、「響板での音作り」という一貫した設計コンセプトのもとに楽器を作り続けてきました。厳選された素材と妥協を許さない職人の手によって作られるそのピアノは、透明感のある音色とはっきりとした音像を持ち、音の立ち上がりがはやく、演奏者のタッチに敏感に反応することで知られています。
さまざまな音色で表現の幅を広げてくれるベヒシュタインは、演奏者の個性を発揮させる能力を十分に持つ一方で、その特性を知らずに演奏する人には弾きにくく感じられる可能性もあります。

ピアノは作曲家の声となるものです。リストは、ドビュッシーは、なぜベヒシュタインを自分の代弁者として選び、生涯にわたって弾き続けたのでしょうか。
まずは、その設計・構造から音色の秘密に迫り、ベヒシュタインでの音作り、タッチ、ニュアンスの違いによる響きのコントロール等についてお話をさせて頂き、その魅力をより多くの方々にお伝えしたいと思っております。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご来場くださいませ。



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