2009.02.22 ルイ・レーリンク アップライト・レクチャー・コンサート



「上手くなったらグランドピアノ…?」
少しピアノが上達してくると、誰もが考えることかもしれません。
実際、国内メーカーの営業や講師の方々は口をそろえてそう言います。

たしかにコンサートピアニストが舞台で演奏するのはグランドピアノ。大きなグランドピアノはピアノ弾きの夢と言っても過言ではないでしょう。が、実際のクオリティや住環境を考えた場合、本当に最善の選択でしょうか?

もちろん構造的に「グランドピアノでないとできないこと」はあります。でも逆に、本当にクオリティの高いピアノ(アップライト、グランド含めて)でないと不可能な繊細な表現もあるのです。さらに住環境の面を考えたときに果たして小さなお部屋に「音が大きいだけの楽器」が必要なのでしょうか? むしろ、小さくても美しい音の出る、表現面でふところの深い楽器の方が適しているのではないでしょうか?

とはいえ、実際に体験してみなければ納得いかないことも多いはず。
このたび東京ショールームではこの命題をクリアしていただくべく、ピアニストのルイ・レーリンク氏を迎えて国産グランドピアノとベヒシュタインのアップライトピアノを使ったレクチャー・コンサートを開催いたします。
ルイ先生は自身がピティナHP連載で様々なメーカーのピアノで録音をアップするなど、たくさんのピアノに接する機会を持ち、たくさんのピアノでの演奏経験をお持ちの方です。また、ご自宅に国産のグランドとベヒシュタインのアップライトを所有されています。
「よいピアノはどんなピアノなのか」「国産とヨーロッパピアノの違い」「アップライトはグランドに劣るのか?」など、みなさまが漠然と疑問に思っていることを実際に演奏をまじえて体感、納得していただけます。また、日本では少ないドイツ・ピアノマイスター取得技術者の加藤正人氏が、国産とベヒシュタインの構造や材質の違い〜その結果としての響きの違いをわかりやすく解説いたします。今回は特別に国産小型グランドピアノ(YAMAHA G1)を持ち込んで、実際にベヒシュタイン・アップライトと比較ができる環境でおこないます。
楽しみながらピアノ選びでの疑問が氷解するおすすめのイベントです。
ピアノ購入をご検討中の方はぜひ、聴講なさってください。
■ルイ・レーリンク氏プロフィール
オランダ出身。7歳からピアノを始め、15歳で音楽院入学。F・マインダース氏に 師事。オーケストラと初共演を果たし1989年よりアムステルダム・スヴェ−リンク音学院に於いてD・デシェンヌ氏、日本でもマスタークラス、国際コンクール審査などでお馴染みのW・ブロンズの各氏に師事する。 1995年に同音楽院卒業と同時に演奏家コースへ進み、オランダ国内、スイス、ドイツなどでソロ、アンサンブル演奏活動。アムステルダム市立教会専属ピアニストを経て、1996年音楽活動の為、日本に移住。2000年、人気のゲームソフト「ファイナルファンタジー」のピアノ版CD「ピアノコレクションズIX/ファイナル・ファンタジー(植松伸夫作曲・浜口史郎編曲)」全14曲の演奏と楽譜監修を務める。「クラシック音楽家らしい力強い打鍵と粒立ちのよい音を持ったプレイヤー」「思った 以上に聴き応えのある アルバム」(CDジャーナル1月20日号 より)と、評される。2002年1月、CD「夢」をリリース、銘器ベヒシュタインでこだわりの 響きを聴かせている。日本各地で個人/公開レッスンや音楽講座を行い、ピアノ・音楽指導にも意欲的である。2005年7月より全日本ピアノ指導者協会「ピティナ」のホームページ上でエッセー「ルイのピアノ生活」を連載をスタートし、演奏ビデオと共に隔週公開している。現在、洗足学園音楽大学非常勤講師、洗足学園高等学校音楽科講師として、演奏法 、特別演奏法、ピアノレッスンを受け持つ。洗足学園音楽大学付属音楽教室講師、全日本ピアノ指導者協会正会員、2006年東京芸術センターピアノコンクール審査員。ムジカ・フマーナピアノスクール主宰。

■場所:ユーロピアノ東京ショールーム
■日時:2009年2月22日(日) 15:00〜(前回と時間が変わっています、ご注意ください!)
■お申し込み・お問い合わせ
ユーロピアノ 東京ショールーム (open10:00〜19:00/水曜定休)
東京都世田谷区北烏山9-2-1 tel:03-3305-1211
満席が予想されますので、必ずお電話にてご予約ください。


■お問合せお申込み:ユーロピアノ株式会社 042-642-1040
             久喜ピアノ調律サービス 0480-22-3954



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